システム開発
人月
作業量を「1人が1ヶ月働く量」で表す見積単位。人数と期間は単純に交換できない。
人月は、開発工数を「1人が1ヶ月かけて行う作業量」を基準に数える単位である。見積書では「◯人月」という形で費用の根拠として使われる。
人数と期間を掛け合わせた値なので、同じ人月数でも「少人数で長く」と「大人数で短く」に振り分けられる。ただし両者は実際には等価ではない。
よくある誤解
人数を増やせば同じ人月数でも期間を単純に短縮できると思われがちだが、実際は新しく加わった人員への引き継ぎや調整でコミュニケーションコストが増える。特に終盤の増員は、進捗を助けるどころかむしろ全体を遅延させることが多い。見積の交渉で人月数だけを削らせようとすると、実際の作業量が変わらないまま無理な人員配置を強いる結果になりやすい。
関連する用語
準委任契約
成果物ではなく業務の遂行そのものに対価を払う契約類型。完成責任は負わない。
請負契約
成果物の完成に対して対価を払う契約。完成責任と引き換えに柔軟性を失う。
要員計画・リソース平準化
要員の負荷を均し、遅延プロジェクトへの安易な増員がむしろ遅れを招く構造を示す考え方。