プロジェクト管理
クリティカルチェーン法
Critical Chain Project Management
人員の取り合いまで考慮したスケジュール短縮技法。バッファを工程の末尾にまとめて持つ。
作業ごとの余裕(バッファ)を各所に分散させず、経路の最後にまとめて一つのバッファとして持つ。個々の作業の見積りは厳しめに詰め、必要な余裕は末尾で吸収する発想である。
同じ担当者や設備を複数の作業が同時に取り合う「資源制約」も考慮に入れる点が、通常のクリティカルパスとの違いになる。
よくある誤解
クリティカルパスの別名や上位版だと思われがちだが、前提が異なる。クリティカルパスは依存関係だけで決まる純粋な構造の話だが、クリティカルチェーン法は人員や設備の取り合い(資源制約)まで含めて経路を決め直す。バッファの持ち方も個々の工程に分散させず末尾にまとめる点が特徴で、単に「クリティカルパスにバッファを足したもの」ではない。
関連する用語
クリティカルパス
全体の期間を決めている作業のつながり。ここが延びると必ず全体が延びる。
要員計画・リソース平準化
要員の負荷を均し、遅延プロジェクトへの安易な増員がむしろ遅れを招く構造を示す考え方。
WBS
やることを漏れなく分解した一覧。スケジュールではなく作業の構造を表す。